消費税の増税はいかに?
今度の選挙は消費税を上げるかどうかも争点の一つになっている。
少子高齢化が急速に進む日本では社会保障費の増大が問題になっている。すなわち高齢者に対する年金や医療費の増大のことである。
社会保障費の増大が急速すぎて毎年の税収だけでは国の予算が足りないので日本は公債を発行して(借金をして)まかなっている。
ちなみに国の予算(国を運営するのに必要なお金)は平成28年度末で96.7兆円。そのうち税収は58兆円。足りない分は公債(借金)でまかなう。つまり自分の力で稼いでいるのは6割程度という計算。
家庭に置き換えてみよう。毎月97万円のお金が必要な家庭があるとする。そのうちお父さんがもらってくる月給は58万円。残りの40万は毎月借金。ありえない。。
でもこれがこの国の実態。
現在の日本では足りない財源を借金でおぎなっているのは上述の通り。借金だからいつか返さないといけない。国が借金をしている、などと変に思うかもしれないが、ここ日本はえらく借金まみれである。
なんとその借金、平成29年度末で累計865兆円。毎年の税収58兆円の約15年分だそうだ。
おそるべきグラフ↙︎。近年、急速に借金の総額が増えている。
税収からはこれからもずっと続く社会保障費の増大に対応しなければいけないし、莫大な借金の返済もしなければいけない。国家予算の7割は社会保障費と地方交付金、公債(借金)への返済金にあてらているそうだ。国家予算にたいする税収は毎年全然足りていない。
とすると足りない収入(税収)を増やすしかない。
経済が発展すれば税収が増えるが現在のところあまりそういう要素は多くない。国民に均等な負担をお願いしつつ税収を増やすとなるとやはり消費税の増税となる。
しかし消費税を増税すると消費が落ち込む可能性がある。そうすると経済が冷え込みまた税収が減るかもしれない。
と、なんとも悩ましい。
でも今の所、現在の社会構造を維持するためには消費税増税はやむなしかとも思う。
このあたりを考慮しても消費税の増税が嫌な人は選挙に行くべきだ。
選挙に行かないで文句言っちゃあいけない。
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