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カテゴリー「ドーピング」の1件の記事

2015年9月 5日 (土)

ドーピングと皮膚科の薬

先日、あるスポーツ選手がやってきた。湿疹がところどころにできている。

〜〜〜〜
うちには土地柄いろんなスポーツ選手がやってくる。

グラン⚪︎⚪︎のサッカー選手、ア⚪︎⚪︎⚪ンのバスケ選手、ハンドボール選手、だいぶ前だけどオリンピックに出場した陸上選手も。。soccerrun

シニアでご活躍中のバトミントン選手もいらっしゃる。tennis

〜〜〜〜

その選手に薬を処方しようとすると聞かれたのです。

「これってドーピングにひっかからないですか?」

えっと。。
ステロイドがまずだめで、、

とうろ覚え。全然ダメだ。。despair

ドーピングで強く禁止されているのはステロイドの中でも蛋白同化ホルモン(簡単にいうと男性ホルモン系。ムキムキになるやつ。シュワちゃんなんかが使ってたね)である。

皮膚科で使うステロイドはステロイドの中でも糖質コルチコイドといって体の糖・脂肪の代謝に関わるホルモン。いろんな病気の治療でも使うし絶対ダメじゃなかったはず。。でも申請が必要だったと思うけど??

ちなみにコレステロールも化学式からいうとステロイドの仲間。知ってました?

だからステロイドという名前だけで差別したらあかんて。わかる?当院ブログ→いじめの構図、参照

その選手がきたときはうろ覚えもうろ覚えで自信がなく、ドーピングにひっかかると困るからステロイド外用剤もやめときましょう、と他の外用剤で代用したのでした。

しかし!!

あとで調べたらこんな感じ。

✳︎ステロイド外用剤は糖質コルチコイドの局所投与なのでドーピングにはあたらない。ステロイド全身投与の場合はTUE(治療使用特例)申請を行うべし。とある。(2014年現在)

TUE申請とは治療に必要だから禁止薬物でも使ってますよ、という事前申請。喘息の治療薬なんかが特に多いみたいですね。アスリートは大変だ。bearing

先の選手の場合は外用ステロイドだけで治ったので処方すれば良かったのです。

週末が試合だから、と言われて万一ひっかかると大変だ、と、こちらも慌ててしまったのも悪い。

こういうネタは学会も取り上げないよなあ。

ホント、毎日勉強になります。m(_ _)m