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カテゴリー「口腔内アレルギー症候群」の2件の記事

2016年12月19日 (月)

最新アレルギー情報その1。食物アレルギーについて。アレルギー講習会から。

Sick_anaphylaxis

昨日参加した学会から最新のアレルギーの情報をまとめて書いておきます。
内容はプロ向けではありません。患者さん向けにやさしく短く書いています。

 

 
 
「食物アレルギーについて。」

 

1)子の食物アレルギーの発症予防に妊娠中から卵や乳を食べないことは意味がなく害がある。

→妊婦の食事制限はしてはいけない。

2)乳児期にアレルギーの予防としてピーナッツ(海外の例)を遅く投与することはアレルギーの発症確率を高める可能性がある。

→離乳食を遅らせることは食物アレルギーの発症確率を上げる可能性がある。

3)乳幼児の湿疹は食物アレルギーのリスク因子である。

→乳幼児の湿疹を放置すると皮膚からアレルゲンが侵入しやすくなり、食物アレルギーを発症するリスクが高まる。


 

以上、まとめて書きますと、
子の食物アレルギーを予防する目的での妊娠中の食事制限は害があり、
アレルギーを恐れて離乳食を遅らせることは食物アレルギーを発症しやすくなり、
乳児の湿疹を放置すると食物アレルギーになりやすい、

となります。

 
 
 

私たち皮膚を診察する側としては、乳幼児の湿疹は見つけ次第きっちり治療することで将来のアレルギー発症を抑えることが可能になる、ということになります。

 
 

 
皆さんへのメッセージ。
 
赤ちゃんの湿疹を甘く見てはいけません。保湿だけでごまかしてはいけません。きちんとお薬を使って治療しましょう!
(湿疹とは皮膚を触ってザラザラした状態を言います。ザラザラは乾燥ではありませんよ!)


 
 

2016年3月 8日 (火)

りんごを食べるとのどや口がイガイガするのですが。

先日来た患者さん。

「りんご」を食べると口の中がイガイガするそうです。 

口腔内アレルギー症候群と言いますが、果物でよく起きます。

 
 

診断方法は「りんご」を持ってきてもらい、

プリックテストという検査を行い診断します。

果汁を皮膚に直接挿して皮膚が腫れるかどうかを見るのですね。

 

で、この患者さんは見事に「腫れました」。
つまり「りんご」で陽性だったわけです。

 
 

そこでもう一つ質問してみました。

 
 

「花粉症と言われたことはありませんか?」

「耳鼻科で血液検査をしてハンノキ花粉症があるね、と言われたことがあります」

「ほう。」

 
 

実は「ハンノキ花粉」と「りんご」は交差反応があり、ハンノキ花粉に感作されたために「りんご」までアレルギーを起こすことがあるのです。

Img_5196_2

手元にこんなパンフがありました。 
ここにもちゃんと書いてありますね。

 

他にもメロン、スイカ、キーウィー、トマト、
なんかでも起きます。
果物を食べると口の中が痒くなる人はご相談くださいね。

 

ホント、アレルギーの世界はどんどん新しい知見が出てきますので勉強が大変ですwobbly