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カテゴリー「FGFによる健康被害」の1件の記事

2016年3月 3日 (木)

bFGF(線維芽細胞成長因子)は皮下に注射してはいけません。FGFによる健康被害について。

今回は最近、美容外科業界でトラブルになっている例をご紹介します。

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一部の美容外科などで「bFGFで若返り」「肌再生・FGF注入療法」という広告を目にします。あるいは「PRPとFGF(成長因子)で若返り」、というものもあります。


 

bFGF(成長因子)とは「フィブラストスプレー」という商品名で販売されている皮膚を再生させる薬剤です。  
bFGFは皮膚を早く再生させる効果がありますので、やけどやすり傷、難治性の潰瘍や褥瘡(床ずれ)などの治療に非常に有効です。

 

 

この薬はスプレーになっていて、傷に振りかけて使用するのですが(つまり外用専用であって注射してはいけない。)、 

 
 

これを適応外使用で皮下に直接注射して組織を若返らせる、という治療を行っている医院があるというのです。

 
 

最近この
bFGF注射での健康被害が報告されています

 
 

bFGFは様々な作用で組織を増大させるのですが、健常の皮下組織に注射すると、 
 
正常組織(主に脂肪組織)が薬剤の作用で増大し
皮下のしこりや塊となって残り続けるというのです

 
 

もともとが正常組織だけにこの薬剤で引き起こされたしこりやボコボコの治療は厄介です。 

 
 

困ったことにあらゆる治療に効果がありません

 
 

今の所まったくのお手上げの状態なのです。

 
 

広告の耳ざわりの良い言葉ににつられて「注射で簡単に若返りができる」、と思って施術を受けたら数ヶ月後に顔がボコボコになってきた、という例が後を絶たないようです。


 

bFGF(またはFGF)は外用のみ投与が認められており皮下注射をすると悪い結果になりうるということを声を大にして訴えたいと思います。

 
 

また、監督官庁である厚労省や製造メーカーもbFGF(フィブラストスプレー)について、間違った投与方法で健康被害も出ていることを世間に知らしめ、「厳しく通達を出すべき」かと思われます。

 
 

本日はbFGFの不適切投与についてこれ以上の健康被害を出さないためにブログにして報告いたしました。 

 

もしもこれに該当する患者さんがいらっしゃいましたら当院でもご相談を受け付けております。